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J-GLOBAL ID：201002241305362247   整理番号：10A0163581

魚類において懲罰者は第三者の懲罰から利益を得る

Punishers Benefit From Third-Party Punishment in Fish

著者 (3件)： RAIHANI Nichola J. (Zoological Soc. London, London, GBR) ,  GRUTTER Alexandra S. (Univ. Neuchatel, Neuchtel, CHE) ,  BSHARY Redouan (Univ. Queensland, Qld, AUS)
資料名： Science  (Science)
巻： 327  号： 5962  ページ： 171  発行年： 2010年01月08日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： オスの掃除魚Labroides dimidiatusは,そのメスが,モデルの顧客である,2種類の餌,即ちより好むエビとより好まないサカナの薄片,を含むプレキシグラスの板を検分している間に不正を働くと,それらのメスのパートナーに懲罰を与えた。懲罰はメスの協力を促進し,オスに直接的な採餌の利益を産み出した。この発見は,第三者による懲罰が自己奉仕傾向を介して進化しうることを経験的に立証する。個人的な損失に反応したこの懲罰の確立は,ヒトで見られる関わり合いのない第三者による懲罰に向かう鍵となる段階かもしれない。

シソーラス用語： *魚類 ,  *賞罰 ,  飼料 ,  生物進化 ,  *生物相互作用 ,  雄性 ,  雌性
準シソーラス用語： *Labroides dimidiatus ,  餌 ,  *採餌

分類 (2件)： 異種生物間相互作用  (EE01050A) ,  動物生理一般  (EJ02010E)

タイトルに関連する用語 (3件)： 魚類 ,  第三者 ,  利益