抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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バイオマスは低密度で分布しているため,オンサイトでの利用が重要である。一方東京は緑地面積が増加しており,これから発生する剪定枝も増加することが考えられる。そこで本研究は東京23区から発生する木質バイオマス(WB)をコジェネレーション(CGS)の燃料に活用することを検討した。あるWB-CGS導入事例を調査したところチップの年間使用量は390t,熱の利用が低いために総合効率は21%であった。緑被面積から算出した剪定枝発生原単位は0.12kg/m2sであり,これによると23区の発生量は13620t/yであった。規模が小さく定温倉庫を持つ大田市場花卉棟へのWB-CGS導入を検討したが,その総合効率は54%,二酸化炭素削減効果は1018t/yであった。剪定枝処理としてWBCGSの導入が有効と考えた。