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J-GLOBAL ID：201002241365418217   整理番号：10A1375990

ポリグリコール酸系樹脂 KUREDUX

著者 (1件)： 加藤良 (クレハ)
資料名： 強化プラスチックス  (Reinforced Plastics)
巻： 56  号： 11  ページ： 378-380  発行年： 2010年11月19日 
JST資料番号： G0309A  ISSN： 0452-9685  CODEN： KYPUA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (株)クレハは,ポリグリコール酸(PGA)の研究開発過程で,PGAが生分解性のみならず,既存の樹脂中で最高レベルの機械強度やガスバリア性を有することを見出した。そこで,高機能性(高強度・ガスバリア性)と環境適応性(生分解性)とを両立したポリグリコール酸系樹脂KUREDUXを開発し,新規用途開発を通して新市場創設を進めている。PGAの開発経緯を概説した上で,KUREDUXについて,原料と製造法,基礎物性,機械物性,分解性,環境負荷性能等の特長を述べた。KUREDUXは,PETの約100倍のガスバリア性を有するため炭酸ガスの保持能力を維持しつつ,PETボトルの軽量化を可能にする。さらに加水分解するために優れたリサイクル適性を示す。高強度や加水分解性を活かした用途では,石油掘削作業の副資材としても注目されている。

シソーラス用語： *ポリグリコール酸 ,  微生物分解性 ,  *生分解性高分子 ,  機械的強度 ,  ガスバリヤ性 ,  環境順応 ,  用途開発 ,  環境影響 ,  ポリエチレンテレフタレート ,  PETボトル ,  二酸化炭素 ,  軽量化 ,  加水分解 ,  リサイクル
準シソーラス用語： 生分解性 ,  生分解性プラスチック

分類 (2件)： その他の高分子材料  (YH07150C) ,  高分子廃棄物処理  (YH01020W)

引用文献 (6件)：

• W. H. Carothers, G. L. Dorough and J. V. Natta, J. Am. Chem. Soc., 54, 761(1932)
• C. E. Lowe, USP 2668162(1954)
• N. A. Higgins, USP 2676945(1954)
• E. E. Schmitt, USP 3297033(1967)
• Y. Chatani, K. Suehiro, Y. Okita and H. Tadokoro, Macromoleculare Chem., 113, 215(1968)

タイトルに関連する用語 (1件)： ポリグリコール酸