抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本国内の異なる用途をもった各種建築物を対象とし,建築平面を手掛かりに,建築物の内在する使用者の活動に基く領域構成を明らかにした。研究方法は,21用途,91作品を対象建築物として選出し,領域構成モデルを作成することで考察をすすめた。その結果,〔使用者〕の活動に着目し,領域構成を〔活動圏〕として捉え,用途に対して積極的に領域構成形式を導き出し,さらに〔活動圏〕を形成する〔活動性質〕と〔活動圏距離〕に着目し,〔使用者〕の活動に基づく各種建築物の領域構成について論考を行った。各種建築物の領域構成は,15種類の形式に分かれ,以下のような特徴を示す。1)全体的な傾向としては1~2の一般型と3~6の分岐型で大きく傾向が分かれた。2)一般型は建築物の独立性と専門性を有する建築物といえ,中心領域が領域構成を決定する重要な位置づけを担っている。3)分岐型はエントランス機能を有する活動圏の特徴が境域構成の重要な位置づけを担っており,活動相互の関係によって領域構成は様々に変化する。