文献

J-GLOBAL ID：201002241490940332   整理番号：10A0525225

最適整合によるMIMOダイポールアレーの伝送容量最大化とそのメカニズム解析

Maximization of the Channel Capacity of a MIMO Dipole Array by an Optimum Impedance Matching and Its Mechanism Analysis

著者 (3件)： 小川晃一 (パナソニック) ,  林俊光 (パナソニック モバイルコミュニケーションズ) ,  山本温 (パナソニック)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 110  号： 1(AP2010 1-11)  ページ： 19-24  発行年： 2010年04月02日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では半波長ダイポールアレーによって構成したMIMOアンテナに関して伝送容量を最大化するための整合回路の最適素子条件を調べた。その結果,同時共役整合条件によって構成したアンテナよりも高い帯域内平均伝送容量(BAC)を与える整合条件が存在することを示した。さらに整合回路素子の変化と空間相関,チャネル利得,固有値の関係を調べ,整合回路素子の最適値の選定方法に関して考察した。その結果,広帯域時は相関特性よりもチャネル利得を優先し,チャネル利得が広帯域になる整合条件を選択したほうが帯域内における平均的な伝送容量は大きくなることがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *アンテナ設計 ,  *ダイポールアンテナ ,  アレイアンテナ ,  通信装置 ,  通信方式 ,  *通信路容量 ,  整合器 ,  相関 ,  固有値 ,  広帯域 ,  周波数特性 ,  MIMOシステム
準シソーラス用語： *MIMOアンテナ ,  空間相関 ,  最大化 ,  整合回路 ,  *伝送容量

分類 (1件)： アンテナ  (ND06000M)

引用文献 (3件)：

• IURA, H. Optimum antenna matching and mutual coupling effect of antenna array in MIMO receiver. IEICE Trans. Electron. 2007, E90, 4, 960-967
• 小川晃一. 整合回路の影響を考慮した並列配置ダイポールMIMOアンテナの周波数解析. 信学論 (B). 2009, J92-B, 9, 1416-1430
• 佐和橋衛. LTE/LTE-Advanced におけるマルチアンテナ技術. 信学技報. 2009, AP2009-126, 43-48

タイトルに関連する用語 (5件)： 整合 ,  MIMO ,  伝送容量 ,  最大化 ,  メカニズム解析