抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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動翼周囲のみにケーシングを有し,ファンの上・下流が開放され,かつ動翼先端部の一部がケーシングより突き出た構造の半開放型軸流ファンは,家庭用台所換気扇などに使用されている。本研究は,失速が発生する近辺の流量域での,直径310mm,4枚羽根,回転数900rpmの半開放型軸流ファンの入口部における流れ場を明らかにすることを目的として,単一のI型熱線プローブを用いて,計測を行った。データをFFTで周波数解析した結果,圧力曲線の極小流量において,翼ピッチ中央近傍の翼先端外側領域に変動を伴う流れが発生し,その変動源はほぼ翼回転周期に同期して移動すること,さらに流量が減少すると,翼先端外側領域に強い周方向速度成分を含む流れが発生し,この流れの周波数は,動翼回転周波数の約2/3であることが確認された。