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J-GLOBAL ID：201002241535048690   整理番号：10A0456991

発達中のダイズ種皮におけるクチクラ変化の特徴

Properties of the soybean seed coat cuticle change during development

著者 (6件)： RANATHUNGE Kosala (Univ. Waterloo, ON, CAN) ,  SHAO Suqin (Univ. Western Ontario, ON, CAN) ,  QUTOB Dinah (Southern Crop Protection and Food Res. Centre (London), Agriculture and Agri-Food Canada, ON, CAN) ,  GIJZEN Mark (Southern Crop Protection and Food Res. Centre (London), Agriculture and Agri-Food Canada, ON, CAN) ,  PETERSON Carol A. (Univ. Waterloo, ON, CAN) ,  BERNARDS Mark A. (Univ. Western Ontario, ON, CAN)
資料名： Planta  (Planta)
巻： 231  号： 5  ページ： 1171-1188  発行年： 2010年04月 
JST資料番号： C0607A  ISSN： 0032-0935  CODEN： PLANAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ダイズ種皮のクチン蓄積と種子の発達および種子細胞の生存との関係を調べた。その結果,クチンの蓄積は種子発達初期に始まり,種子肥大が最終段階に達する前に完了した。クチクラの亀裂はクチン合成終了後の,まだ種子発達が続いているときに生じた。種皮が透明な種子では,クチクラの水分通過に対する抵抗性が種子の発達にともなって増加し,種子肥大が完了して亀裂が生じるまで増加した。亀裂が生じると,そこが水分通過を最初に許す場所となり,クチクラの水分通過調節機能は失われてしまった。種子が不透明な種子では,このような段階では亀裂が生じず,クチクラの水分通過制限はずっと続いた。種皮発達中に多くの遺伝子を持つ複合トランスクリプトームが種皮内で発現していることがわかったが,その発現パターンは種皮が透明な種子と不透明な種子との間で違いがなかった。種皮の透明性の分子機構は複雑であると考えた。

シソーラス用語： *ダイズ ,  *種皮 ,  *クチクラ ,  成熟 ,  亀裂 ,  透明度 ,  水分 ,  トランスクリプトーム ,  遺伝子発現
準シソーラス用語： クチン

分類 (3件)： 発生,成長,分化  (EH02030U) ,  植物の生化学  (EH01050J) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J)

タイトルに関連する用語 (4件)： 発達 ,  ダイズ ,  種皮 ,  クチクラ