抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,スギはヒノキ異樹種構成集成材の,外層のヒノキラミナの積層数が強度性能に及ぼす影響を調査した。試験体として,幅40×背100×長さ3,000mmの寸法の10プライ集成材を作製した。積層パターンは,外層のヒノキを断面の20%~80%(積層数2プライ~8プライ)まで変化させた。対照としてスギ及びヒノキの製材品を用意した。強度性能については,曲げ試験及び逆対称4点荷法によるせん断試験を行い,得られたMOE,MOR及びせん断強さを各パターンで比較した。その結果,対照のスギ製材品及び断面を20%ヒノキで補強したものより,40%以上補強した方が有意に高い値を示した。一方,MOEにおいては,20%ヒノキで補強した場合でも,対照のヒノキ製材品との間には,有意な差は見られなかった。(著者抄録)