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J-GLOBAL ID:201002241611149069   整理番号:10A0955149

複雑系における電荷移動の粗粒時間依存密度汎関数シミュレーション:DNA中の正孔輸送への適用

Coarse-Grained Time-Dependent Density Functional Simulation of Charge Transfer in Complex Systems: Application to Hole Transfer in DNA
著者 (2件):
資料名:
巻: 114  号: 34  ページ: 11221-11240  発行年: 2010年09月02日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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入手可能移動機構を記述すること及び移動関連時間規模を評価することの両者を一般的と効率的に十分可能にする原子論的シミュレーションに基づく複雑材料における電荷移動を調べるため,密度汎関数理論(DFT)に基づく粗粒TB法を示した。DNAに適用したとき,DNAと溶媒の影響が十分な量でこの水準に唯一組込まれるので記述の原子論的水準が重要になる。なお構造ゆらぎと溶媒効果の重要影響を明らかにするナノ秒分子動力学トラジェクトリーに沿った過剰電荷の動力学を追跡することを可能にする近似的DFT法自己無撞着電荷密度汎関数緊縛法(SCC-DFTB)と組合せた断片軌道アプローチを用い,電荷移動パラメータを計算した。DFTは全体系にわたって正孔電荷の非局在化を導く自己相互作用誤差を経験するので,詳細に経験的自己相互作用補正効果を調べた。過剰電荷の波動関数は時間依存DFTの枠組み内で伝搬され,そこでは電子(正孔)と原子系が誘導結合運動方程式に従い同時に伝搬される。DNAの事例では,溶媒分極効果が正孔輸送に影響する支配因子である。正孔電荷は周囲の水を分極し,順番に正孔電荷の局在化を支持する-水ポーラロンが形成され,幾つかの核酸塩基にわたり劇的に拡張される。水のこの分極は泳動する正孔を伴い,正孔運動は係わる溶媒再組織化エネルギーにより顕著に減速される。ポリ(A)-DNA中隣接アデニン間の推定ホッピング速度は100/nsの桁であり,このシミュレーションは電荷移動が約0.06eVの小さな平均電子結合による非断熱方式で起こることを明確に示した。
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分類 (1件):
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核酸一般 

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