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J-GLOBAL ID：201002241616578405   整理番号：10A0179851

二フッ素化チエニルフランによる折畳みオリゴマ DFT研究

Folding oligomers of difluorinated thienylfurans: a DFT study

著者 (1件)： PARRA Ruben D. (DePaul Univ., IL, USA)
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 12  号： 2  ページ： 523-532  発行年： 2010年01月14日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 6以上の繰返しユニットを持つ一連の二フッ素化チエニルフランオリゴマの折畳み構造を,密度汎関数法を用いて研究した。全てのオリゴマは,transoidあるいはcisoid配座の繰返しユニットを持っていた。縮合度とともに折畳み構造の相対的安定性が増大し,5繰返しユニットの螺旋パターンを示した。オリゴマの折畳み構造は,小さなオリゴマでは分子内F-H水素結合により,大きなオリゴマでは積層π-π相互作用により安定化され,cisoid配座が優位であった。B3LYPレベルの計算では,二つのオリゴマ配座の相対エネルギーは繰返しユニット数に線形依存性を示したのに対して,MPWB1Kレベルでは非線形な依存性を示した。cisoid配座の優位性はB3LYPとMPWB1Kで同じであった。イソデスミック反応の観点からは,オリゴマの折畳みは熱力学的に有利であることが示された。

シソーラス用語： *硫黄複素環化合物 ,  *酸素複素環化合物 ,  *フッ素化合物 ,  *折畳み構造 ,  *オリゴマ ,  *密度汎関数法 ,  *立体配座 ,  安定性 ,  螺旋 ,  水素結合 ,  π電子 ,  相互作用 ,  積層構造
準シソーラス用語： B3LYP ,  *チオフェン類 ,  *フラン類

分類 (1件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M)

タイトルに関連する用語 (5件)： フッ素化 ,  折畳み ,  オリゴマ ,  DFT ,  研究