抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Tボックスファミリー転写因子のメンバーは,胚発生の間に細胞型特異化,分化および増殖に重要な役割を果たす。全てのTボックスファミリーのメンバーは,共通のDNA結合ドメイン-Tドメイン-を共有し,したがって,同じ配列を認識する。結果として,発生の間に共発現されるTボックス蛋白質は,下流標的での結合に競合する可能性がある。マウスでは,Tbx6は,原条と前体節中胚葉で発現され,中軸中胚葉の分節化の際に急速にダウンレギュレートされる。3成分トランスジェニック系を用いて分節化した中軸中胚葉とその誘導体内で異所的に発現しているTbx6の表現型と分子的意義の特定を目指した。脊柱,肋骨および四肢骨格は,これらの胚において全て影響を受け,Tbx18およびTbx15ヌル胚に類似していた。これらの表現型は,標的遺伝子の結合部位で異所的に発現されたTbx6と内生的に発現されたTbx18およびTbx15との間の競争の結果であるという仮説を立てた。in vitroルシフェラーゼ転写試験は,この仮説をさらに支持した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.