抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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海岸侵食対策の経緯と現状について述べた。海岸の防護方式は「線的防護方式」から「面的防護方式」に転換され,平成元年頃からは,全国の海岸において順次,面的防護方式による海岸保全施設の整備が進められている。しかし,日本全体で見ると,著しく砂浜の侵食が進んでいるのが実態である。そのため,平成21年度から緊急的かつ重点的な対策を進めているが,砂浜が消失した海岸における緊急対策は,短期間の防護効果は見込めるが,抜本的な対策ではない。長期間にわたり,海岸の防護効果を発現させるためには,砂浜を復元させ安定化させることが重要である。なお,海岸保全施設に「砂浜」が追加されたが,現在までに海岸保全施設として指定された砂浜はない。次の順に述べた。1)線的防護方式から面的防護方式への転換による海岸防護の実施,2)砂浜の侵食とその対策,3)砂浜の管理に関する課題。