抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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太陽光発電(PV)モジュールは,設置・運用の際に効率的な出力を得るため,生産・研究・開発段階から標準的な出力値を把握しておく事が重要となる。そのために必要とされるのが,擬似太陽光を照射し,PVモジュールのIV特性を屋内評価するソーラーシミュレータである。岩崎電気では,最大有効照射時間100msを特徴とするキセノンフラッシュロングアークランプを用いたパルス発光型ソーラーシミュレータ(ロングパルス光ソーラーシミュレータ:PXSS)を開発し,PVモジュール評価用装置として市場に提供している。本稿では,この装置の概要を紹介する。この装置の有効照射時間(発光後に立ち上がった照度が平坦となる部分)は最大100msである。また,その照度の放射照度時間変動率は,IEC60904-9Ed.2.0にて等級Aである。スペクトル合致度は,同じく等級Aである。測定モジュールの最大面積は1400×l100mm,放射照度場所むらはIEC60904 9Ed 2.0にて等級Bである。また,瞬問的な発光となるキセノンフラッシュロングアークランプを用いたシミュレークであるため,定常光型シミュレータと比較し,測定モジュールの温度上昇を軽度に抑える事が可能となる。