1,4-フェニレンジイソシアニド二量体  気相での性質及び自己集合による有機単分子層との関連

STEELE Ryan P.; DISTASIO Robert A., Jr.; HEAD-GORDON Martin; LI Yan; GALLI Giulia

文献

J-GLOBAL ID：201002242224087752 整理番号：10A0175741

1,4-フェニレンジイソシアニド二量体気相での性質及び自己集合による有機単分子層との関連

The 1,4-phenylenediisocyanide dimer: gas-phase properties and insights into organic self-assembled monolayers

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資料名：
巻： 12 号： 1 ページ： 82-96 発行年： 2010年01月07日
JST資料番号： A0271C ISSN： 1463-9076 CODEN： PPCPFQ 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

π-π重積などの分子間非共有結合性相互作用による二量体の構造と会合エネルギー特性について,1,4-フェニレンジイソシアニド(PDI)に着目し,気相での二量体の最適化構造,エネルギー特性,ポテンシャルエネルギー面などの量子化学計算(ab initio法(MP2近似など))により検討した。PDI二量体の相互作用強さは未置換ベンゼン二量体の二倍以上であり,平行変位配置とT字型配置には方向(配座)特異性が予測できる(最低エネルギー構造は平行回転配置;分散相互作用と静電相互作用の釣合いで決定)。金属基板表面への吸着を伴う単分子層の形成では,吸着質分子間相互作用のみを考慮した場合には,高被覆率で非垂直傾斜配置が有利であり,PDI分子の全相互作用エネルギー的には秩序化単分子層の生成が困難である。ビフェニル(及びトリフェニル)ジイソシアニドとの比較についても言及した。

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界面化学一般 , 芳香族単環ニトリル・イソシアニド

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1,4-フェニレンジイソシアニド二量体 気相での性質及び自己集合による有機単分子層との関連

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