抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2009年9月に行われたITU-R第1研究委員会(SG1,周波数管理)における3つの作業部会,WP1A(周波数管理技術,共用),WP1B(周波数管理手法),及びWP1C(電波監視技術)における討議内容について述べた。WP1Aでは,PLT(電力線搬送通信)システムに関して,PLTの特性,PLTシステムからの漏洩電波が影響を与える周波数を用いる無線業務の状況,この無縁業務を保護するための要件等の検討を行い,暫定新勧告案は新報告案として上位SG1へ送付されることになったが,我が国は更なる検討が必要との立場を示した。また,SRD(ショートレンジ)による放射からの無線通信業務の保護に関する検討が行われた。WP1Bでは,国際的な周波数管理枠組みの見直し,ソフトウェア無線(SDR)及びコグニティブ無線(CRS)に関する協議の進め方などの議論が行われた。SRDの技術的・運用的パラメータに関する勧告SM.1538-2の改訂,及びSRDとの協調を達成するための検討が行われた。具体的には無線ICタグ用に860~960MHzが合意された。また,SDR/CRSに関する定義が確定され,勧告化の是非が議論された。