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J-GLOBAL ID：201002242274317511   整理番号：10A0234433

タンパク質物質拡散現象における広域緩衝液の影響評価

Evaluation of the Influence of Universal Buffer Solution on Diffusion Phenomena of Protein

著者 (3件)： 小宮敦樹 (東北大 流体科研) ,  円山重直 (東北大 流体科研) ,  守谷修一 (東北大 流体科研)
資料名： 熱物性  (日本熱物性学会会誌)
巻： 24  号： 1  ページ： 15-20  発行年： 2010年02月28日 
JST資料番号： X0597A  ISSN： 0913-946X  CODEN： NEBUE4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： これまでの位相シフト技術を改良利用した微小非定常拡散場高精度計測システムを開発し,タンパク質の物質拡散現象の高精度観察を行った。広域緩衝液のpH値をパラメータとした計測実験を行い,見かけの物質拡散係数を導出することで,広域緩衝液が拡散現象に及ぼす影響について定性的な評価を行った。本計測法では非定常拡散場を空間的に高解像度で可視化することができるため,拡散場の局所計測が可能となり,そこから併せて物質拡散係数の濃度依存性評価も試みた。タンパク質の拡散現象は緩衝液のpH値により大きく変化し,環境が酸に偏ると拡散速度が増加し,特に高濃度ではその傾向が顕著になることが定性的に評価された。また濃度依存性が緩衝液pH値の違いによって異なることも確かめられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *タンパク質 ,  *拡散 ,  *緩衝液 ,  *拡散係数 ,  *pH【水素イオン指数】 ,  *拡散速度 ,  *濃度依存性 ,  可視化 ,  *位相シフト
準シソーラス用語： 広域緩衝液 ,  タンパク質物質拡散

分類 (1件)： 液体の輸送現象一般  (BL06011A)

引用文献 (10件)：

• MAGUEIJO, V. Int. J. Heat Mass Transf. 2005, 48, 1716-1726
• VARZAKAS, T. J. Biotechnol. 1999, 72, 77-83
• MATTISSON, C. J. Chromatogr. B. 2000, 743, 151-167
• GUTENWIK, J. Biochem. Eng. J. 2004, 19, 1-7
• LIANG, S. J. Control. Release. 2006, 115, 189-196

タイトルに関連する用語 (5件)： タンパク質物質 ,  拡散現象 ,  広域 ,  緩衝液 ,  影響評価