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J-GLOBAL ID：201002242350020582   整理番号：10A0969171

日本の中部地方日本海沿岸に近い立山における霧水の化学的特性

Chemical Characteristics of Fog Water at Mt. Tateyama, Near the Coast of the Japan Sea in Central Japan

著者 (10件)： WATANABE Koichi (Toyama Prefectural Univ., Toyama, JPN) ,  HONOKI Hideharu (Toyama Sci. Museum, Toyama, JPN) ,  IWAI Ayumi (Toyama Prefectural Univ., Toyama, JPN) ,  TOMATSU Atsushi (Toyama Prefectural Univ., Toyama, JPN) ,  NORITAKE Kiyoshi (Toyama Prefectural Univ., Toyama, JPN) ,  MIYASHITA Nobuko (Toyama Prefectural Univ., Toyama, JPN) ,  YAMADA Keiko (Toyama Prefectural Univ., Toyama, JPN) ,  YAMADA Hirotsugu (Toyama Prefectural Univ., Toyama, JPN) ,  KAWAMURA Hideki (Univ. Toyama, Toyama, JPN) ,  AOKI Kazuma (Univ. Toyama, Toyama, JPN)
資料名： Water, Air, & Soil Pollution  (Water, Air, & Soil Pollution)
巻： 211  号： 1-4  ページ： 379-393  発行年： 2010年09月 
JST資料番号： C0720A  ISSN： 0049-6979  CODEN： WAPLAC  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 立山の西斜面標高2,450mの室堂平で,2004-07年の9-10月に霧水を定常的及び一部集中的に分析した。その間の気団軌跡を3-5日前に遡って,HYSPLIT4モデル(1997)で解析した。非海水起源SO₄^2-を含むpH<4の霧がしばしば見られ,特に05年には多く,これはアジアの汚染地域に発するものであった。06年には,非海水起源Ca²⁺の濃度が高く,黄砂が酸性の霧を中和したと考えられる。05年10月には海水塩成分の濃度が高く,これは太平洋から強い台風がもたらしたものであろう。しかし,Mg²⁺が大量に失われており,その機構は研究を要する。04年9月の集中測定では,100μMを超える過酸化物がしばしば検出されている。強酸性の霧と高濃度の光化学オキシダントの存在が,立山の森林衰退の原因となっている可能性がある。

シソーラス用語： *大気汚染 ,  酸性雨 ,  水 ,  *霧 ,  化学的性質 ,  火山 ,  山岳地 ,  長距離輸送【大気】 ,  黄砂 ,  過酸化物 ,  流跡線
準シソーラス用語： 霧水 ,  立山 ,  *越境大気汚染 ,  *酸性霧

分類 (1件)： 気圏環境汚染  (SB03020M)

タイトルに関連する用語 (6件)： 日本 ,  中部地方 ,  日本海沿岸 ,  立山 ,  霧水 ,  化学的特性