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J-GLOBAL ID：201002242551213362   整理番号：10A1608968

共有メモリーシステムの性能評価のための粗粒度のシミュレーション手法

著者 (5件)： 河原亮 (日本アイ・ビー・エム 東京基礎研) ,  中村健太 (日本アイ・ビー・エム 東京基礎研) ,  小野康一 (日本アイ・ビー・エム 東京基礎研) ,  中田武男 (日本アイ・ビー・エム 東京基礎研) ,  坂本佳史 (日本アイ・ビー・エム)
資料名： 情報処理学会シンポジウム論文集  (情報処理学会ワークショップ論文集)
巻： 2010  号： 10  ページ： 23-32  発行年： 2010年10月20日 
JST資料番号： Y0978B  ISSN： 1344-0640  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では共有メモリーへのアクセス競合を考慮に入れた,アプリケーションの実行時間を評価するための,粗粒度のシミュレーション手法を提案する。マルチプロセッサーシステムにおいては共有メモリーに対するアクセスの競合によりAmdahlの法則での見積もりほど並列化による性能向上が達成できないことがある。これを防ぐためにはシステムアーキテクチャーの設計段階で共有メモリーの効果を考慮した性能評価を行っておくことが望ましい。この段階ではメモリーへのアクセスタイミングなど細かい粒度の設計情報を詳細には見積もれないことが多い。本手法では,既存製品からの差分開発を想定し,共有メモリーアクセスによる競合の発生頻度とそのプロセッサー処理速度への影響を統計的に近似して評価する。今回,この方法を実際の組込みシステムに適用する前段階として,SMP(Symmetric Multi-Processing)マシン上でのベンチマークプログラムによる実験とシミュレーションとの比較を行ったので,その結果を報告する。(著者抄録)

シソーラス用語： *共有メモリ ,  計算機シミュレーション ,  *性能評価 ,  粒度【計算機】 ,  時間 ,  マルチプロセッサシステム ,  計算機アーキテクチャ ,  近似法 ,  統計的方法 ,  ベンチマーク
準シソーラス用語： SMPクラスタ ,  実行時間 ,  粗粒度

分類 (2件)： ディジタル計算機方式一般  (JC02010O) ,  計算機システム開発  (JD02010R)

タイトルに関連する用語 (5件)： 共有メモリーシステム ,  性能評価 ,  粒度 ,  シミュレーション ,  手法