抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,OECDによる「生徒の学習到達度調査」(PISA)の「数学的リテラシー」評価枠組みの背景を,フロイデンタールの数学教授論とのかかわりで,具体的包括的に論証することを目的とした。この取り組みは,PISAの数学的リテラシー調査の主要な背景的理念を明らかにするとともに,それによって,世界的に共有されている現代数学教育の主要な理念を明確にするものである。数学的リテラシー評価枠組みとフロイデンタールの数学教授論の関係について,4つの観点,即ち,「数学的リテラシー」概念と,調査領域を構成する3つの要素である「状況と文脈」,「数学的な内容」,「数学的過程」という観点ごとに,双方を対比し議論した。