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J-GLOBAL ID：201002242748937893   整理番号：10A0847642

設計した分極分布を持ち,欠陥がある非線形フォトニック結晶における増大した非線形周波数変換

Enhanced nonlinear frequency conversion in defective nonlinear photonic crystals with designed polarization distribution

著者 (2件)： REN Ming-liang (Lab. of Optical Physics, Inst. of Physics, Chinese Acad. of Sciences, P.O. Box 603, Beijing 100190, CHN) ,  LI Zhi-yuan (Lab. of Optical Physics, Inst. of Physics, Chinese Acad. of Sciences, P.O. Box 603, Beijing 100190, CHN)
資料名： Journal of the Optical Society of America. B. Optical Physics  (Journal of the Optical Society of America. B. Optical Physics)
巻： 27  号： 8  ページ： 1551  発行年： 2010年08月 
JST資料番号： C0977A  ISSN： 0740-3224  CODEN： JOBPDE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 転送行列法(TMM)は,光学多層やフォトニック結晶スラブによる電磁波の線形光散乱を計算するのに幅広く使われている。本論文では,通常のTMMを非線形TMMへと拡張し,この方法を使って,2次高調波発生(SHG),和周波数発生,及び差周波数発生(DFG)など一般的な1次元(1D)非線形フォトニック結晶(NPC)に基本波が垂直入射する場合の非線形周波数変換の問題を分析した。任意の各層における基本光波と非線形光波両方の転送行列を先ず導き,これら波動に対する転送行列の解析的な反復アルゴリズムを数値的な安定な散乱行列定式化の下で提示した。これによって,すべての各層の転送行列からすべての非線形光学構造に対して非線形波の全体の転送行列を都合良く構成できる。この方法は効率良く,使い易く,そして数値不安定がない。この非線形TMMを使って,欠陥がある1D多層NPCのSHGとDFGを論じた。シミュレーションにより,NPCの欠陥状態に入射波が強く閉込められると,SHGとDFGが著しく増大できることを示した。さらに,欠陥セル内部の強誘電性結晶の分極方向を最適化すると,SHGとDFGの効率をさらに1桁以上高められる。適切なパラメータを使うと,単一のNPC構造で高い効率のSHGとDFGを同時に満たすことが可能である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 周波数変換 ,  *転送行列 ,  *光高調波 ,  非線形光学 ,  *和周波数発生 ,  基本波 ,  アルゴリズム ,  強誘電体 ,  誘電分極 ,  *フォトニック結晶 ,  S行列
準シソーラス用語： 散乱行列 ,  *差周波数発生 ,  反復アルゴリズム

分類 (1件)： 非線形光学  (BD05000T)

タイトルに関連する用語 (7件)： 設計 ,  分極 ,  分布 ,  欠陥 ,  非線形 ,  フォトニック結晶 ,  周波数変換