文献

J-GLOBAL ID：201002242892527250   整理番号：10A0019706

オゾン/酵素処理羊毛の酸性染料に対する染色性

Dyeability of Acid Dyes on Wool Fabrics Treated with Ozone and an Enzyme

著者 (4件)： 長嶋直子 (東京家政大学短期大学部) ,  高岸徹 (東京家政大学家政学部) ,  濱田州博 (信州大学繊維学部) ,  田原充 (大阪府立産業技術総合研究所)
資料名： 繊維学会誌  (Journal of the Society of Fiber Science and Technology, Japan)
巻： 65  号： 11  ページ： 292-301 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： F0278A  ISSN： 0037-9875  CODEN： SENGA5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： オゾンおよびケラチナーゼ酵素併用処理後の羊毛繊維の化学構造変化と酸性染料染色性を調べた。スルホン酸基数が異なる3種類のレベリング型酸性染料を用い,染料のスルホン酸基数がオゾンおよびオゾン/ケラチナーゼ処理羊毛の染色性に及ぼす影響を染色速度と収着等温線に基づいて調べた。オゾン処理羊毛の繊維表面状態をSEMで観察した。表面元素組成をESCAで分析した。その結果,次のことが分かった。1)オゾン処理によって繊維表面にSO₃^-が生成し染料中のスルホン酸基数が増加すると染料が内部において拡散しにくくなる,2)オゾンおよびオゾン/ケラチナーゼ処理羊毛の収着座席数は未処理羊毛に比べてほとんど変化しない,3)染料中のスルホン酸基数が増加するとLangmuir型収着における固有結合定数は増加する。

シソーラス用語： *羊毛 ,  *酸性染料 ,  *染色性 ,  *オゾン処理 ,  プロテイナーゼ ,  基 ,  収着 ,  吸着等温式 ,  ケラチン ,  染色速度
準シソーラス用語： Langmuir吸着等温式 ,  ケラチナーゼ ,  スルホン酸基 ,  蛋白質分解酵素 ,  羊毛繊維

分類 (1件)： 仕上げ  (YM06030F)

引用文献 (16件)：

• THORSEN, W. J. Ozone. 1979, 1, 219
• NIHONKAGAKUKAI. Kagaku Binran Kisohen. 1993, II, 464
• KARAKAWA, T. Sen'i Gakkaishi. 2002, 58, 135
• THORSEN, W. J. J. Appl. Polymer Sci. 1979, 24, 523
• BRADLEY, R. H. J. Mater. Chem. 1997, 7, 2477

タイトルに関連する用語 (5件)： オゾン ,  酵素 ,  羊毛 ,  酸性染料 ,  染色性