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J-GLOBAL ID：201002242894630643   整理番号：10A0884041

ニワトリにおける2,2′,4,4′-テトラブルモジフェニルエーテル(BDE-47)の代謝

Metabolism of 2,2′,4,4′-Tetrabromodiphenyl Ether (BDE-47) in Chickens

著者 (4件)： HAKK Heldur (Agricultural Res. Serv., U.S. Dep. of Agriculture, North Dakota) ,  HUWE Janice K. (Agricultural Res. Serv., U.S. Dep. of Agriculture, North Dakota) ,  MURPHY Kris (Concordia Coll., Minnesota) ,  RUTHERFORD Drew (Concordia Coll., Minnesota)
資料名： Journal of Agricultural and Food Chemistry  (Journal of Agricultural and Food Chemistry)
巻： 58  号： 15  ページ： 8757-8762  発行年： 2010年08月11日 
JST資料番号： C0251A  ISSN： 0021-8561  CODEN： JAFCAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2,2′,4,4′-テトラブロモジフェニルエーテル(BDE-47)は,環境における検出量が増加している難燃剤類であり,BDE-47を含むポリ臭素化ジフェニルエーテル(PBDE)類は持続的な有機汚染質である。雄のブロイラー鶏に¹⁴標識CBDE-47を投与し,その代謝的生体内分布を調べた。経口投与したBDE-47は,その73%がニワトリの腸から容易に吸収され,60.2%が72時間後に組織に残存した。BDE-47は親油性組織に選択的に沈着し,その濃度は脂肪組織,皮膚,胃腸管,肺,胴体,筋肉,肝臓および腎臓の順で減少した。含まれる脂質の濃度を調節すると,ニワトリの主な食用組織のBDE-47レベルは類似しており,非結合代謝産物の排泄は,投与量の1%以下であったが,結合型の放射性化合物は12%以上であり,そのアルカリ加水分解物は,ヒドロキシル化したテトラブロモ代謝産物であった。これらの結果は,ニワトリから脂肪組織と皮膚をトリミングすれば,実質的にヒトのPBDE類摂取を低下できることを示した。

シソーラス用語： *フェノールエーテル ,  *ニワトリ ,  *代謝 ,  環境汚染 ,  *汚染物質 ,  ブロイラー ,  炭素14 ,  標識化合物 ,  脂肪組織 ,  皮膚 ,  *動物実験
準シソーラス用語： ポリ臭素化ジフェニルエーテル

分類 (3件)： 汚染原因物質一般  (SB05010P) ,  動物の代謝と栄養一般  (EJ02031R) ,  基礎内科学  (GC06012V)

物質索引 (1件)： BDE-47

タイトルに関連する用語 (3件)： ニワトリ ,  BDE-47 ,  代謝