文献

J-GLOBAL ID：201002242919043314   整理番号：10A0632598

固体酸化物を用いた高温水蒸気電解技術

著者 (1件)： 原田亮 (国際石油開発帝石)
資料名： ペトロテック  (Petrotech)
巻： 33  号： 6  ページ： 446-450  発行年： 2010年06月01日 
JST資料番号： S0836A  ISSN： 0386-2763  CODEN： PTRTD3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電解技術による水素製造は簡易な構造,水素分離操作が不要,稼動部が少ないなどの特徴があるが,化石燃料による水蒸気改質水素と比べ経済的に劣る。従って電力料金の安価なアルカリ水電解プラント以外は商用化されていない。昨今水素を中心とする循環型社会の実現が再び注目され,水電解技術による水素製造も見直しが進められている。水電解法の特徴,高温水蒸気電解技術の概要と共に,ドイツ,アメリカ,日本における技術開発事例を紹介した。また固体酸化物形電解セル(SOEC)に投入する電解電力を極力低減し,経済性を向上する化石燃料を利用した改質ガス導入方式等も述べた。例えばアメリカでは原子炉としてHTGRを想定し水素製造技術の研究を推進している。HTGRとSOECからなる高温水蒸気電解システムによって,効率が約50%向上するという報告がある。

シソーラス用語： *水電解 ,  *水素エネルギー ,  技術開発 ,  米国エネルギー省 ,  HTGR型原子炉 ,  固体酸化物燃料電池 ,  エネルギー効率 ,  エネルギー変換効率 ,  省エネルギー ,  水蒸気 ,  電極 ,  固体電解質 ,  水蒸気改質 ,  水素燃料
準シソーラス用語： DOE【米国】 ,  SOFC【電池】 ,  水素社会 ,  *水素製造 ,  電解技術

分類 (2件)： 電解装置  (XE02030E) ,  気体燃料の製造  (YE02030F)

引用文献 (12件)：

• 電気化学会編. 第11章 工業電解. 電気化学便覧. 2000
• 竹中啓恭. 燃料協会誌. 1991, 70, 487
• DONITZ, W. Proc. 2nd Int. Symp. SOFC, 1991. 1991, 75
• KUSUNOKI, D. Int. J. Hydrogen Energy. 1995, 20, 831
• 日野竜太郎. 日本原子力学会誌. 1992, 35, 6, 72

タイトルに関連する用語 (3件)： 固体酸化物 ,  水蒸気 ,  電解技術