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J-GLOBAL ID：201002242990982062   整理番号：10A0446853

自己認識自己輸送体における立体構造変化は細菌の細胞-細胞相互作用を調節する

Conformation Change in a Self-recognizing Autotransporter Modulates Bacterial Cell-Cell Interaction

著者 (8件)： GIRARD Victoria (Univ. Montreal, Quebec) ,  COTE Jean-Philippe (Univ. Montreal, Quebec) ,  CHARBONNEAU Marie-Eve (Univ. Montreal, Quebec) ,  CAMPOS Manuel (Univ. Montreal, Quebec) ,  BERTHIAUME Frederic (Univ. Montreal, Quebec) ,  HANCOCK Mark A. (McGill Univ., Quebec, CAN) ,  SIDDIQUI Nadeem (Univ. Montreal, Quebec) ,  MOUREZ Michael (Univ. Montreal, Quebec)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 14  ページ： 10616-10626  発行年： 2010年04月02日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 細菌の自己凝集に関わる自己認識自己輸送体の一つであるAIDA-Iの生化学的および生物物理学的特徴付けを行った。精製したAIDA-Iは細菌の自己凝集および蛍光ビーズの自己凝集を促進した。表面プラズモン共鳴法による解析から,in vitroにおいてAIDA-I分子間で直接結合していることが分かった。また,膜不透過性架橋剤BS³を用いた細胞表面架橋実験から,in vivoにおけるAIDA-I間の結合も確認できた。AIDA-I間の結合は塩感受性であり,NaCl濃度を増加することにより減少した。NaCl濃度の増加は,細菌の自己凝集も阻害した。AIDA-Iに対する異なるNaCl濃度条件下における遠紫外線円二色性分光法を用いた解析から,AIDA-I間の結合によりAIDA-Iの立体配座が変化することが分かった。胆汁酸やデオキシコール酸ナトリウムによっても,AIDA-I間の相互作用および自己凝集は減少した。AIDA-I-AIDA-I結合を介した自己認識機構を用いて,細菌は細菌コミュニティーを形成していると結論付けた。

シソーラス用語： 大腸菌 ,  *膜タンパク質 ,  配座転移 ,  *相互作用 ,  プラズマ共鳴 ,  *細菌タンパク質 ,  胆汁酸 ,  ステロイド ,  カルボン酸塩 ,  脂環式アルコール ,  ジオール
準シソーラス用語： *アドヘシン ,  *細胞間相互作用 ,  *自己凝集 ,  自己相互作用 ,  自己認識 ,  *自己輸送体 ,  表面プラズモン共鳴法

分類 (1件)： 微生物生理一般  (EG03051L)

物質索引 (1件)： デオキシコール酸ナトリウム

タイトルに関連する用語 (7件)： 自己認識 ,  自己輸送体 ,  立体構造 ,  細菌 ,  細胞 ,  相互作用 ,  調節