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J-GLOBAL ID:201002243010328805   整理番号:10A0502143

テトラサイクリン刷り込み高分子の合成と応用

SYNTHESIS AND APPLICATION OF TETRACYCLINE IMPRINTED POLYMER
著者 (3件):
資料名:
巻: 43  号: 4/6  ページ: 919-928  発行年: 2010年03月01日 
JST資料番号: B0926A  ISSN: 0003-2719  CODEN: ANALBP  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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テトラサイクリンは食肉やミルク生産用の動物の治療や予防の目的で幅広く用いられており,ミルクや食肉を汚染する原因となっている。また環境への広がりは耐性菌の発生も引き起こす。そこでEUではテトラサイクリンの残留基準を決めており,高感度の検出法が必須となる。そこで,分子刷り込み高分子(MIP)を用いた固相抽出による,テトラサイクリンの濃縮法を開発した。MIPはテトラサイクリンを鋳型分子とし,メタクリル酸とジメタクリル酸エチレングリコールを用いて合成した。MIPの選択性に与える溶媒の影響,純水なテトラサイクリン溶液およびテトラサイクリンをスパイクした牛乳試料のクロマトグラフィーカラムとしての性能,他の抗生物質との交差反応性などについて調べた。MIPは非刷り込み高分子と比較してテトラサイクリンに対する選択性が1.8~3.9倍で,クロマトグラフィーに適用した場合,溶離はアセトニトリルが適していた。またシプロフロキサシンが交差反応性を有することもわかった。得られたMIPは室温で9か月の保存安定性があった。
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分類 (4件):
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薬物の分析  ,  抽出  ,  高分子固体のその他の性質  ,  食品の汚染 
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