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J-GLOBAL ID：201002243185231324   整理番号：10A0325639

チャー上の褐炭迅速熱分解で生成するタールのインサイチュ改質

In-Situ Reforming of Tar from the Rapid Pyrolysis of a Brown Coal over Char

著者 (6件)： MATSUHARA Toru (Kyushu Univ., Kasuga, JPN) ,  HOSOKAI Sou (Kyushu Univ., Kasuga, JPN) ,  NORINAGA Koyo (Hokkaido Univ., Sapporo) ,  MATSUOKA Koichi (National Inst. of Advanced Industrial Sci. and Technol., Tsukuba, JPN) ,  LI Chun-Zhu (Curtin Univ. Technol., Perth, AUS) ,  HAYASHI Jun-ichiro (Kyushu Univ., Kasuga, JPN)
資料名： Energy & Fuels  (Energy & Fuels)
巻： 24  号： Jan/Feb  ページ： 76-83  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： E0805B  ISSN： 0887-0624  CODEN： ENFUEM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： IGCCとIGFC(燃料電池)は高い効率で発電を行うが,二酸化炭素排出に関して更なる効率向上が望まれる。IGCCとIGFCに於ける最大のエネルギー損失は石炭の発熱性部分酸化で生じる。本研究はこの損失を軽減するために,同一石炭から生成したチャー上における褐炭の迅速熱分解から発生した発生期タールの改質を研究した。このタールの改質を750~900°Cでワイヤメッシュをつけた熱分解炉とチャーを充填した改質炉が直結した反応器で実施した。改質は非常に早く僅かの芳香族が接触時間170ms,900°Cで残存し,700°Cでも転化率が96%に達した。温度増加共にタールのコークへの転化率が減少することは,タールがコーキングとコークの水蒸気ガス化の順に改質されることを示唆した。900°Cにおける改質は負のコーク生成を示した。これ等の結果は,触媒が無い場合でもチャーと揮発物間の接触を強化することによってタールを完全に改質できる可能性を示した。

シソーラス用語： *チャー ,  *褐炭 ,  *熱分解 ,  *タール ,  コールタール ,  *改質 ,  *化学反応 ,  IGCC ,  エネルギー損失 ,  部分酸化 ,  転化率 ,  試験 ,  コーク生成 ,  *プロセス解析 ,  温度依存性 ,  測定データ ,  管型反応器 ,  固定層反応器
準シソーラス用語： 石炭タール ,  *in situ反応 ,  実験室試験

分類 (3件)： 石炭の物理的・化学的処理  (YE04040E) ,  ガス化,ガス化プラント  (YE02040Q) ,  石炭及びコークスの性質,組成,分析,試験  (YE04030T)

タイトルに関連する用語 (5件)： チャー ,  褐炭 ,  熱分解 ,  タール ,  改質