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J-GLOBAL ID:201002243218645871   整理番号:10A0832805

European grapevine moth(Lobesia botrana,鱗翅目,ハマキガ科)の幼虫寄生バチの種の多様性

Species diversity of larval parasitoids of the European grapevine moth (Lobesia botrana, Lepidoptera: Tortricidae): The influence of region and cultivar
著者 (4件):
資料名:
巻: 54  号:ページ: 300-306  発行年: 2010年09月 
JST資料番号: W0345A  ISSN: 1049-9644  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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European grapevine moth(Lobesia botrana,Denis & Schiffermueller,1775)(鱗翅目,ハマキガ科)は,ブドウに多大の経済的損失を与える重要害虫で,そのために屡々殺虫剤を処理している。それにもかかわらず,生物的防除剤としての寄生昆虫の利用は殆ど注目されていない。ここでは,フランスおよびスイスのブドウ園において,2年にわたって実施した寄生バチ種の調査について報告した。6つのブドウ栽培品種から2000頭以上のL.botrana幼虫が採集され,それらから118頭の寄生昆虫が発生した。10種が同定された。Exochus notatus(Holmgren 1858)(膜翅目,ヒメバチ科)が最優先種であり,地理的に広範囲に分布した。他の寄生昆虫ではAgrypon anxium(Wesmael,1849)(膜翅目,ヒメバチ科)は,以前はL.botranaからの発生は報告されていなかった。他2種はGoniozus sp.(Foerster,1851)(膜翅目,アリガタバチ科)とApanteles sp.(膜翅目,コマユバチ科)で,これらの種名は特定できなかった。その他の種は,Phytomyptera nigrina(双翅目,ヤドリバエ科)およびCampoplex capitator,Diadegma fenestralis,Dicaelotus inflexus,Itoplectis maculator,Triclistus meridiator(いずれも膜翅目,ヒメバチ科)であった。種の多さは実質的に地域差がみられ,幾つかの寄生昆虫種の発生量と多様性は地理的立地およびブドウ品種の関数として変異することが見出された。E.notatusによる寄生率はブドウ品種によって異なることから,生物的防除は宿主植物の影響をうけることが示された。これらの結果から,3者間の相互作用の文脈および寄生昆虫の多さに及ぼすブドウ品種の役割に焦点をあてて論じた。また,L.botranaに対する生物的防除プラグラムの実行における固有の寄生種の発達の可能性を示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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生物的防除  ,  昆虫・ダニによる植物被害 

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