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J-GLOBAL ID：201002243255219939   整理番号：10A0333760

調節蛋白質NorRを感知する一酸化窒素によるσ⁵⁴依存性転写における3つのエンハンサー部位の必須的役割

Essential roles of three enhancer sites in σ⁵⁴-dependent transcription by the nitric oxide sensing regulatory protein NorR

著者 (5件)： TUCKER Nicholas P. (John Innes Center, Norwich) ,  GHOSH Tamaswati (Imperial Coll. London, London) ,  BUSH Matthew (John Innes Center, Norwich) ,  ZHANG Xiaodong (Imperial Coll. London, London) ,  DIXON Ray (John Innes Center, Norwich)
資料名： Nucleic Acids Research  (Nucleic Acids Research)
巻： 38  号： 4  ページ： 1182-1194  発行年： 2010年 
JST資料番号： D0242C  ISSN： 0305-1048  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 一酸化窒素(NO)は反応性の高いラジカル種であり,微生物に対し毒性である。細菌活性化蛋白質NorRはNOストレスに応じてプロモーター領域の上流エンハンサー様因子に結合し,一酸化窒素解毒酵素(NorVW)をエンコードする遺伝子のσ54依存性転写を活性化する。大腸菌におけるNorVWプロモーターに特異的なところは,σ54RNAポリメラーゼの結合部位と関連した3つのエンハンサー部位の存在である。σ54RNAPホロ酵素(Eσ54)によるオープン錯体生成のNorR依存性触媒に対し,3つの部位が全て必要であることを示した。これは,閉鎖Eσ54錯体の再構築およびプロモーターDNAの融解に用いられるエネルギーであるNorRの最大ATPアーゼ活性に対する3つのエンハンサー全ての必要性によるものであった。また,部位特異的DNA結合はオリゴマ化を促進するが,エンハンサーにおいて機能的に高いNorRのオリゴマーをさらに安定化させるために3つの部位を挟むDNAが必要であることも見出した。

シソーラス用語： タンパク質 ,  *一酸化窒素 ,  *σ因子 ,  *RNAポリメラーゼ ,  *転写【遺伝】 ,  *エンハンサー領域 ,  ラジカル ,  毒性 ,  微生物 ,  プロモーター領域 ,  解毒 ,  酵素 ,  符号化 ,  大腸菌 ,  結合部位 ,  ホロ酵素 ,  錯体生成 ,  触媒 ,  DNA【核酸】 ,  ATPアーゼ ,  オリゴマ化 ,  オリゴマ
準シソーラス用語： *σ54 ,  エンコード

分類 (3件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  酵素一般  (EB09010D) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (7件)： 調節蛋白質 ,  感知 ,  一酸化窒素 ,  σ54 ,  依存性 ,  転写 ,  役割