文献
J-GLOBAL ID:201002243357905691   整理番号:10A1071979

草地の修復において土壌テクスチャは土壌微生物および土壌構造の回復に影響する

Soil texture affects soil microbial and structural recovery during grassland restoration
著者 (4件):
資料名:
巻: 42  号: 12  ページ: 2182-2191  発行年: 2010年12月 
JST資料番号: D0628A  ISSN: 0038-0717  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
多くの生物的および非生物的な要因は長期の擾乱のあと土壌の群集の回復に影響を及ぼす。著者らは米国ネブラスカ州のシルト質埴壌土およびローム質細砂土の草地における0年から19年までの二つの時系列での復旧について土壌微生物の集団構造の回復および微生物ストレスの変化における土壌テクスチャの役割をリン脂質脂肪酸(PLFA)プロフィルを指標として調べた。総ての復旧地は元は耕作地で米国農務省(USDA)の保全回復プログラムにより暖地型野草が播種されていた。多数のリン脂質脂肪酸(PLFA)の集積がシルト質埴壌土の時系列では増加し,総PLFAバイオマス,豊度,菌類,アーバスキュラー菌根菌,グラム陽性菌,グラム陰性菌および放線菌類を認めた。シルト質埴壌土の時系列でPLFAについて飽和体とモノ不飽和体との比およびイソ体とアンテイソ(anteiso)体との比が減少したが,草地の定着により微生物集団の栄養ストレスが低減したことを示唆した。シルト質埴壌土の時系列についての全PLFAプロファイルの多変量解析は微生物群集構造が自然プレーリーに向けて回復していることを示した。それとは逆にローム質細砂土の時系列では方向性のある変化を示した微生物群はなかった。土壌構造における変化もまたシルト質埴壌土の時系列についてのみ観察された。土壌団粒の加重平均直径(MWD)は指数的に増大して最大値を示したが,これは大きなマクロ団粒(>2000μm)の比率の最大値への指数的増加ならびにミクロ団粒(<250μmおよび>53μm)およびシルト質土と粘土の分画(<53μm)の指数的減少に由来した。二つの時系列においてMWDは全PLFAバイオマスおよび多くの微生物群のバイオマスと高い相関を示した。多くのPLFA群と団粒のMWDとの間の極めて高い相関は土壌微生物集団の回復と土壌構造との間の相互依存を強調するもので,それは,いくつかの土壌(すなわちローム質細砂土)について時間よりも多くの変化があることを説明できるかもしれない。この研究は草地回復についての土壌微生物の応答が土壌テクスチャにより調節されることを,生態系の機能回復のための修復努力の正確な能力を評価することの意味とともに示す。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
飼料作物,草地  ,  土壌管理 

前のページに戻る