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J-GLOBAL ID：201002243414634659   整理番号：10A0977793

複数コンピュータによるリモートI/Oデバイスの高速共有

High-Speed Multi-Root Share of Single-Root I/O Virtualization (SR-IOV) Compliant PCI Express Device

著者 (6件)： 鈴木順 (NEC システムプラットフォーム研) ,  飛鷹洋一 (NEC) ,  樋口淳一 (NEC システムプラットフォーム研) ,  馬場輝幸 (NEC システムプラットフォーム研) ,  加美伸治 (NEC システムプラットフォーム研) ,  吉川隆士 (NEC システムプラットフォーム研)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 110  号： 167(CPSY2010 8-24)  ページ： 37-42  発行年： 2010年07月28日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我々は,単一コンピュータ内のPCI Express(PCIe)の仮想化標準規格であるSingle-Root I/O Virtualization(SR-IOV)に準拠したI/Oデバイスを,複数のコンピュータから同時に共有する方式を提案する。デバイスを単一コンピュータ内の仮想マシン間だけでなく,複数のコンピュータ間で共有する技術はコンピュータ資源を有効に利用する上で重要である。従来のPCIeは単一コンピュータのシステムであるため,複数コンピュータでの共有は難しい。提案方式では,アドレス変換と仮想エンドポイントを用いてSR-IOV準拠デバイスのVirtual Functionを各コンピュータに割り当てることでI/Oデバイスの同時共有を実現する。実証実験では,提案方式を実装したFPGAを用いて,市販のネットワークインタフェースカードをドライバやOSの変更なく3台のコンピュータで同時に共有できることを示す。性能評価で得られたハードウェア利用効率は最大で99%であり,提案方式により高速で低オーバヘッドのデバイス共有が実現できることがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *入出力装置 ,  遠隔制御 ,  仮想機械システム ,  情報共有 ,  *計算機リソース管理 ,  資源割付 ,  実証実験 ,  FPGA ,  実装設計 ,  性能評価
準シソーラス用語： オーバヘッド ,  *リモートI/Oデバイス ,  仮想化 ,  *資源共有

分類 (2件)： 入出力装置  (JC04050U) ,  オペレーティングシステム  (JD03020J)

引用文献 (14件)：

• FRASER, K. Safe Hardware Access with the Xen Virtual Machine Monitor. OASIS 2004. 2004
• RUSSELL, R. virtio : Towards a De-Facto Standard For Virtual I/O Devices. ACM SIGOPS Operating System Review. 2008, 42, issue 5, 95-103
• Intel Virtualization Technology for Directed I/O Architecture Specification. 2008
• PCI-SIG. Single Root I/O Virtualization and Sharing Specification Revision 1.1. 2010
• LIU, J. High Performance VMM Bypass I/O in Virtual Machines. 2006 USENIX ATC. 2006

タイトルに関連する用語 (2件)： コンピュータ ,  共有