抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鉄道線路用レールに必要な特性,素材,製造プロセスについて述べた。レールはまくら木,バラストとともに車両の走行を支え,レール頭部は強度と耐摩耗性が必要とされ,また,圧延のままの状態で用いられるため圧延での寸法精度が重要である。ロングレールには良好な溶接性も欠かせない。レールは熱間圧延で孔型圧延あるいはユニバーサル圧延方式で製造され圧延熱を利用したオンライン熱処理が施される。耐摩耗性と強度を達成するために素材は炭素,Mnが規定されており,急な曲線部などの耐摩耗性が要求されるレールは炭素量0.8%,Cr添加した素材を熱処理しパーライト組織としている。使用条件の過酷から,耐摩耗性向上。に応えるため炭素量を0.9~1.0%程度まで増加した過共析鋼や疲れ強度の高いベイナイト鋼レールも実用化されている。