文献

J-GLOBAL ID：201002243496381869   整理番号：10A0387276

オリゴ(ポリフェニレンエチニレン)電子構造に及ぼす自己集合単一層中のヘリックスペプチド双極子の電場効果

Electric Field Effect of Helical Peptide Dipole in Self-Assembled Monolayers on Electronic Structure of Oligo(Phenyleneethynylene)

著者 (3件)： NAKAYAMA Hidenori (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MORITA Tomoyuki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KIMURA Shunsaku (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 114  号： 10  ページ： 4669-4674  発行年： 2010年03月18日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヘリックスペプチドとオリゴオリゴ(ポリフェニレンエチニレン)(OPE)の新しい線形共役体を合成し,金表面上でその自己集合単一層(SAMs)のキャラクタリゼーションを行い,π共役系の電子構造に及ぼす電場効果を実証した。16OPE,16OPE8,16OPE16のSAMsではペプチド部分は垂直配列し,8OPEと8OPE8の場合ではランダム配列した。SAMsのOPE部分の吸収スペクトルは,11-メルカプトウンデカン酸とOPEの共役体(C11OPE)から約25nmの深色偏移を示した。密度汎関数理論計算は分子軸に平行な外部電場がOPEのHOMO-LUMOギャップを減少させ,上記深色偏移が電場効果1.4x10⁹Vm^-16に対応することを示した。この電場の値はCoulomb則による点電荷モデルで得た値と一致した。共役体のSAMsの吸収スペクトルにおける深色偏移は,ヘリックスペプチド部分から生じた電場効果に起因するという結論を得た。

シソーラス用語： *ポリフェニレンエチニレン ,  *オリゴマ ,  ペプチド ,  双極子 ,  *自己組織系 ,  *単分子層 ,  電子構造 ,  電場効果 ,  密度汎関数法 ,  円偏光二色スペクトル ,  金 ,  赤外反射吸収分光法 ,  深色効果 ,  エネルギーギャップ ,  ヘリックス構造 ,  共役 ,  サイクリックボルタンメトリー ,  電流電圧特性 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  第一アミン
準シソーラス用語： HOMO-LUMOギャップ ,  π共役 ,  *自己集合単一層

分類 (3件)： 分子の電子構造  (BH05010Q) ,  芳香族単環化合物一般  (CF05010L) ,  ペプチド  (CF10080G)

物質索引 (3件)： 11-メルカプトウンデカン酸 ,  L-アラニン ,  α-アミノイソ酪酸

タイトルに関連する用語 (5件)： ポリフェニレンエチニレン ,  電子構造 ,  自己集合単一層 ,  双極子 ,  電場効果