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J-GLOBAL ID：201002243676073844   整理番号：10A0518059

モノクローナル抗体 癌の免疫治療のための多用途なプラットホーム

Monoclonal antibodies: versatile platforms for cancer immunotherapy

著者 (3件)： WEINER Louis M. (Georgetown Univ. Medical Center, Washington, D.C., USA) ,  SURANA Rishi (Georgetown Univ. Medical Center, Washington, D.C., USA) ,  WANG Shangzi (Georgetown Univ. Medical Center, Washington, D.C., USA)
資料名： Nature Reviews. Immunology  (Nature Reviews. Immunology)
巻： 10  号： 5  ページ： 317-327  発行年： 2010年05月 
JST資料番号： W1371A  ISSN： 1474-1733  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 臨床的に有用な抗腫瘍抗体は腫瘍関連シグナル伝達を調節することが可能で,種々の免疫調節性を示し,免疫系の分子を直接的に活性化あるいは阻害することにより抗腫瘍免疫応答の誘導を促進できることが分かってきた。こうした抗腫瘍抗体の免疫調節性を利用して,新しい癌治療戦略を形成することが可能となる。本総説では,抗腫瘍抗体の重要な特徴について概説した。最初に抗体の構造的および機能的特徴について解説した。次に腫瘍およびその微小環境への標的化について,リガンド結合の阻止とシグナル伝達の撹乱,腫瘍微小環境への標的化,腫瘍細胞への標的化,免疫抑制性の腫瘍微小環境への標的化およびFcドメインの調節に焦点を当てながら解説を加えた。また,癌特異的抗体の作用の仕方について,抗体依存性細胞障害性,補体依存性細胞障害性および交差提示を介した細胞性免疫の誘導を中心に解説した。さらに,他の免疫修飾アプローチとの併用アプローチについて,細胞障害性化学療法との併用,放射線療法との併用,免疫調節薬との併用,標的療法薬との併用およびワクチンとの併用に焦点を当てながら解説を加えた。また,二重特異性抗体などの特別な構造を持つ抗体について解説した。最後に,抗体による癌治療の将来の展望について考察した。

シソーラス用語： *モノクローナル抗体 ,  免疫療法 ,  抗腫瘍作用 ,  腫瘍細胞 ,  免疫療法薬 ,  *抗腫瘍薬 ,  薬理作用 ,  免疫調節作用 ,  シグナル伝達
準シソーラス用語： 細胞情報伝達

分類 (2件)： 免疫療法薬・血液製剤の臨床への応用  (GW22020O) ,  抗腫よう薬の臨床への応用  (GW16020L)

タイトルに関連する用語 (5件)： モノクローナル抗体 ,  癌 ,  免疫治療 ,  用途 ,  プラットホーム