抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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EMCの領域で用いるシミュレータとしては主に,回路シミュレータと電磁界シミュレータがある。本稿では,電子機器のEMCの設計開発に用いられるシミュレーション技術の基礎と,具体的な事例を紹介した。回路シミュレータはコンピュータを使って回路動作を解析するソフトウエアである。回路シミュレータを用いてプリント回路基板からEMI放射を解析した例を示した。電磁界シミュレータは,電磁界の振る舞いをMaxwellの方程式によって記述される電磁界的な現象をコンピュータにより解析する。電磁界シミュレータを用いた解析は,時間領域解析と周波数領域解析に大別される。時間領域解析手法の代表的な手法としてFDTD法を紹介した。周波数領域解析手法の代表的手法には,有限要素法と境界要素法があり,これらの手法について説明した。また,ERMC設計におけるシミュレーションの役割について述べた。