抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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データベースの幅広い普及により,更新トランザクションを多用するアプリケーションが増えている。更新トランザクションは,高価な高可用サーバで処理する必要があるため,スケールアップが求められる。そのためには,複数のトランザクションを一つのトランザクションとして処理するグループコミットが有効である。しかし,グループコミットを利用するには,アプリケーションの修正が必要で,既存のアプリケーションに適用することができなかった。本論文では,トランザクション処理内容の事前知識や,アプリケーションの修正を必要とせず,ミドルウェア内でグループコミットを行う手法を提案する。アプリケーションの修正を行わない場合,グループコミットの対象とするトランザクション集を特定し,バッチ更新をスケジュールする必要がある。本手法では,トランザクションの実行履歴をもとに,トランザクション中のSQLを事前に予測し,グループコミット対象,バッチ更新のスケジュールを行う。本手法をJavaで実装し,5クライアントの環境で評価したところ,データベースのCPU利用率を抑えながら,従来の約2倍のスループットを実現可能であることが分かった。(著者抄録)