文献

J-GLOBAL ID：201002243844566584   整理番号：10A0309015

(100-x)Li₂B₄O₇-x(Ba₅Li₂Ti₂Nb₈O₃₀)ガラスとガラスナノ結晶複合体の誘電特性

Dielectric properties of (100- x)Li₂B₄O₇-x(Ba₅Li₂Ti₂Nb₈O₃₀) glasses and glass nanocrystal composites

著者 (2件)： AHAMAD M. Niyaz (Materials Res. Centre, Indian Inst. of Sci., Bangalore 560012, Karnataka, IND) ,  VARMA K.b.r. (Materials Res. Centre, Indian Inst. of Sci., Bangalore 560012, Karnataka, IND)
資料名： Materials Science & Engineering. B. Advanced Functional Solid-State Materials  (Materials Science & Engineering. B. Advanced Functional Solid-State Materials)
巻： 167  号： 3  ページ： 193-201  発行年： 2010年03月25日 
JST資料番号： T0553A  ISSN： 0921-5107  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： (100-x)Li₂B₄O₇-x(Ba₅Li₂Ti₂Nb₈O₃₀)(5≦x≦20,分子比)系の種々の組成の透明ガラスを溶融急冷法によって作製した。急冷したままの試料のガラス性は示差熱分析(DTA)によって確認した。X線粉体回折研究から,急冷したままのガラスは非晶質で,熱処理によりナノ結晶化することを確認した。急冷したままのガラスを500°Cで8時間熱処理することで,ナノ結晶粒を埋め込んだガラス母相を得た。これらの試料の高分解能透過電子顕微鏡(HRTEM)観察から,結晶粒の大きさはナノ領域であることを確認した,そして結晶相はBa₅Li₂Ti₂Nb₈O₃₀(BLTN)であることを確認したが,これは最初粉末X線回折によって同定したものであった。ガラスとガラスナノ結晶の複合体の誘電率および電気伝導度の周波数,温度,および組成依存性について,100Hz~10MHzの周波数範囲で調べた。電気的緩和を電気係数形式を用いて解析した。電気係数スペクトルの虚数部は,Kohlrausch-Williams-Watts関係の近似解を用いてモデル化した。電気伝導率の周波数依存性は,Jonscherの指数則を用いて理論的に説明した。直流電気伝導率と関係する活性化エネルギーは,ガラス母相中のLi⁺イオンの運動が原因であった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 結晶 ,  透明材料 ,  *ガラス ,  ガラスセラミック ,  ホウ酸塩ガラス ,  *ナノ複合材料 ,  リチウム化合物 ,  ホウ素化合物 ,  バリウム化合物 ,  チタン化合物 ,  ニオブ化合物 ,  酸化物 ,  示差熱分析 ,  非晶質 ,  熱処理 ,  ナノ結晶 ,  マトリックス【母体】 ,  高分解能電子顕微鏡 ,  透過型電子顕微鏡 ,  誘電率 ,  電気伝導率 ,  周波数 ,  温度 ,  組成 ,  依存性 ,  活性化エネルギー ,  誘電損失 ,  ガラス転移点 ,  *誘電体
準シソーラス用語： タングステンブロンズ型結晶 ,  高分解能透過電子顕微鏡

分類 (2件)： 誘電体一般  (BM05010F) ,  ガラスの性質・分析・試験  (YC02030Z)

タイトルに関連する用語 (4件)： ガラス ,  ナノ結晶 ,  複合体 ,  誘電特性