Orai3でコードされた新規で天然の貯蔵作動性カルシウムチャンネル  エストロゲン受容体陰性の乳癌腫瘍細胞がOrai1を選択するのに対して陽性の乳癌細胞はOrai3を必要とする

MOTIANI Rajender K.; ABDULLAEV Iskandar F.; TREBAK Mohamed

文献

J-GLOBAL ID：201002243906379212 整理番号：10A0815210

Orai3でコードされた新規で天然の貯蔵作動性カルシウムチャンネルエストロゲン受容体陰性の乳癌腫瘍細胞がOrai1を選択するのに対して陽性の乳癌細胞はOrai3を必要とする

A Novel Native Store-operated Calcium Channel Encoded by Orai3 SELECTIVE REQUIREMENT OF Orai3 VERSUS Orai1 IN ESTROGEN RECEPTOR-POSITIVE VERSUS ESTROGEN RECEPTOR-NEGATIVE BREAST CANCER CELLS

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資料名：
巻： 285 号： 25 ページ： 19173-19183 発行年： 2010年06月18日
JST資料番号： E0038A ISSN： 0021-9258 CODEN： JBCHA3 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

貯蔵作動性カルシウム(Ca²⁺)流入(SOCE)において,Orai1が多くの細胞でSOCEチャンネルをコードするのが明らかであるのに対して,Orai2とOrai3がSOCE経路で果たす役割はよくわかっていない。そこで,様々の型の乳房細胞株10種でのSOCEで関与するOraiを検討することにした。Ca²⁺画像,薬学的手法,パッチクランプ法と分子ノックダウンを組合せて分析した。エストロゲン受容体陰性(ER^-)乳癌細胞株が標準的なSTIM1/Orai1経路を使用するのに対して,エストロゲン受容体陽性(ER⁺)乳癌細胞株ではSTIM1/2とOrai3を用いてSOCEとI_CRACを生じていた。それにより,ER⁺乳癌細胞でSOCE経路とI_CRACを媒介するのがOrai3であることがわかり,ER⁺乳房腫瘍の治療標的になる可能性が示唆された。

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腫ようの実験的治療

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Orai3でコードされた新規で天然の貯蔵作動性カルシウムチャンネル エストロゲン受容体陰性の乳癌腫瘍細胞がOrai1を選択するのに対して陽性の乳癌細胞はOrai3を必要とする

Orai3でコードされた新規で天然の貯蔵作動性カルシウムチャンネルエストロゲン受容体陰性の乳癌腫瘍細胞がOrai1を選択するのに対して陽性の乳癌細胞はOrai3を必要とする