抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ドイツでは,1995年と2000年に実施された2つの国際比較学力調査結果における学力不振を建て直すために数々の改善方策を試みた。本稿では,改善方策の中から,中等教育段階における理数授業の効果向上を図るために開発された教育プログラム(SINUS-Transferプログラム:SINUS-Tと略す)に焦点を絞り,その取組みについて考察した。具体的には,まず,SINUS-Tの授業コンセプトを提示し,SINUS-Tで開発されたモジュール8がテーマとする協同学習が必要とされる理由として,1)協同学習は一般教育を行う数学の授業の支柱である,2)協同学習は,学問領域数学においてもその活動様式が映しだされている,を挙げた。さらに,モジュール8の教科数学での協同学習のための課題の中から,1)グループ研究のための課題,2)協同的に概念形成する課題,を取り上げ,そこでの授業展開について検討した。