抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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今回導入した運行管理装置は「列車運行管理システム(TTC;Train Traffic Control system)(以下,TTC装置)」の名称である。最新のマンマシン・コミュニケーション機能とIT技術を活用し,「輸送における信頼性の向上」「システムの高速化」「保守業務の簡素化」を図るとともに,各セクションとの情報共有,連携機能を付加することで,ダイヤ復旧に有効で充実した運転整理機能を実現した。このシステムは「中央分散方式」で構成され,信号制御に関わる根幹のネットワークに,運輸司令所を中心に横浜~二俣川駅間と,二俣川~海老名~湘南台駅間に,それぞれ二重リングの光ファイバーネットワーク(K-Net)を設備し,案内表示・放送装置やTID装置,保守端末は専用のIPネットワークに分離させることで,運行管理制御に対する危険分散を図った。K-Netは,過酷な環境下においても長期間安定して稼働することができ,信頼度の高い信号システム専用のネットワークに位置づけている。また,専用IPネットワークは,突発的なダイヤ変更情報や保守情報などをリアルタイムに配信することで,旅客,乗務員,駅係員,保守係員への情報伝達,利便性の向上を目的として,幅広い用途に応える情報ハイウェイとして活用している。設備と機能の概要を紹介した。