食品の機能性研究  硬質米と糖尿病発症予防,実用化に向けた取り組み

大坪研一; 中村澄子; 宇都宮一典; 増田泰伸; 辻啓介

文献

J-GLOBAL ID：201002244111766800 整理番号：10A0683507

食品の機能性研究硬質米と糖尿病発症予防,実用化に向けた取り組み

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資料名：
巻： 53 号： 14 ページ： 46-51 発行年： 2010年06月30日
JST資料番号： G0204A ISSN： 0559-8990 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：解説発行国：日本 (JPN) 言語：日本語 (JA)

食味は劣るが,摂食後の血糖上昇が緩やかな高アミロース米を中心に,その食味改善を図るとともに,当該米加工品を用いて動物飼育試験及びヒトにおける臨床試験を実施し,糖尿病発症予防のための特性評価,長期・短期の臨床試験を行った。科学的根拠に基づく食品の機能性解明に資するため,高アミロース米の米飯の難消化性試験(雌ラットによる試験,ヒトによる呼気試験と消化管ホルモン分泌試験)を行い,高アミロース米では普通米に比べて摂食時の消化管におけるブドウ糖吸収が穏やかで,GLP-1を介するインスリン分泌が軽減されること,グレリンを抑制して食欲を抑え,脂肪分解を促進することが内臓脂肪型肥満例で確認された。さらに,アミロペクチンの短鎖が少なく,通常の高アミロース米よりも極めて硬くて粘りがなく主食用に不適な超硬質米について,製パン試験の結果を略述した。

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食品の化学・栄養価 , 食品工業一般 , 穀類とその製品一般

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食品の機能性研究 硬質米と糖尿病発症予防,実用化に向けた取り組み

食品の機能性研究硬質米と糖尿病発症予防,実用化に向けた取り組み