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J-GLOBAL ID：201002244173805186   整理番号：10A0287618

開始因子eIF2と独立にc-SrcのmRNAが翻訳される方式は内部リボソーム挿入部位を介して起こる

Initiation Factor eIF2-independent Mode of c-Src mRNA Translation Occurs via an Internal Ribosome Entry Site

著者 (2件)： ALLAM Heba (Univ. Denver, Colorado) ,  ALI Naushad (Univ. Denver, Colorado)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 8  ページ： 5713-5725  発行年： 2010年02月19日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 過剰発現で腫瘍化に関係するc-Srcの翻訳機構を検討した。5′非翻訳領域と翻訳領域で構成されるc-SrcのmRNAで1つの内部リボソーム挿入部位(IRES)が存在した。肝臓腫瘍細胞で小胞体ストレスを誘導するか,または無細胞翻訳系においてm⁷GDPでキャップ依存的翻訳をすると,このIRESの活性が強くなった。開始因子の不在状態でこのIRESはHeLaの40Sリボソームを安定に結合した。さらにIRESで80S開始複合体がeIF2と無関係に集合した。通常のAUG351で翻訳開始した。これらの結果から,c-Srcの翻訳開始がeIF2と独立にIRESで起こり,特に小胞体ストレスで促進されることがわかり,このことがc-Srcによる腫瘍化と関連すると推測された。

シソーラス用語： *癌タンパク質 ,  *結合部位 ,  小胞体ストレス ,  タンパク質合成開始因子 ,  ヒト ,  腫瘍細胞 ,  肝細胞癌 ,  mRNA ,  *翻訳【遺伝】 ,  脂環式化合物 ,  脂肪酸 ,  ラクトン ,  オレフィン化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  ポリオール
準シソーラス用語： *c-Src ,  eIF-2 ,  Huh-7細胞 ,  *IRES

分類 (2件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  発癌機序・因子  (GE02020C)

物質索引 (1件)： タプシガルギン

タイトルに関連する用語 (7件)： 開始因子 ,  eIF2 ,  c-Src ,  mRNA ,  翻訳 ,  リボソーム ,  挿入部