抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ケソン市にある農業省畜産局畜産開発部にJICAの専門家として平成8年から2年間派遣され,畜産事情調査,技術的助言,プロジェクト案件形成や研修に関する指導支援などを行った。フィリピンはインドネシアやタイ国に比べ畜産技術が劣り,酪農生産は大きく遅れ,牛乳・乳製品の国内自給率も極めて低い。しかし,畜産に使用できる自然資源が豊富な国であり,豪州型の短期肉牛肥育,安価なバイオバス生産,複合酪農などの取り組みも始まっている。派遣中には肉牛生産技術マニュアルを200部作成し,畜産関係者に配布した。また,フィリピン畜産の特徴を日本の畜産関係者に紹介したが,この中でヤギの1種であるボーア種に注目が集まり,日本に肉用羊として導入されたことは喜ばしい。