抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平板形状の一方向積層炭素繊維強化プラスチック(CFRP)に対して圧縮による連続脆性破壊を安定的に生じさせる治具を用いて破壊挙動の逐次観察を行い,一方向積層CFRPの連続破壊挙動とそれによるエネルギー吸収を調べた。長さ85mm,幅20および厚み2mmの試験片に破壊の起点(トリガー)となる加工を行った。一方向積層CFRPのエネルギー吸収に対する3種類のトリガー形状の影響を調べた。圧縮による連続脆性破壊挙動の写真観察を行った。その結果,次のことが分かった。1)荷重が一定値を示す安定域での破壊挙動は初期の破壊挙動に強く影響を受け,そのためトリガー形状に依存してエネルギー吸収量に差が生じる,2)板厚中央に対して対称形の破壊を生じさせるV溝型トリガーは安定した連続脆性破壊を再現させる。