抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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木材中に潜んでいる害虫の除去をする場合,木材自体の形状,特性を損なわずに除去が実施されることが望ましい。特に輸入された加工材木に害虫などが混入していた場合,検疫といった観点からも非常に重要である。本研究では木材中に伝搬する振動エネルギーが熱エネルギーに変換されることを利用し,木材の温度分布を測定した。その結果食害痕周囲の温度分布は高いことが分かり,非接触で食害痕の形状を大まかに推定でき,さらに木材内部にいるシロアリ等の除去が可能となる。従ってシロアリ等の駆除は化学的方法に大きく依存してきたが,この方法を利用することにより,安全で環境汚染に配慮した新たな方策として期待できる。(著者抄録)