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J-GLOBAL ID：201002244317938488   整理番号：10A0107490

常緑性ツツジにおける根系の特性について-定植苗の根系発達特性-

Root Characteristics of Evergreen Azaleas -Root Development of Transplanted Plants-

著者 (5件)： 小林伸雄 (島根大学生物資源科学部) ,  森田智広 (島根大学生物資源科学部) ,  宮崎まどか (島根大学生物資源科学部) ,  足立文彦 (島根大学生物資源科学部) ,  伴琢也 (島根大学生物資源科学部)
資料名： 園芸学研究  (Horticultural Research (Japan))
巻： 9  号： 1  ページ： 1-5 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： L4829A  ISSN： 1347-2658  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 常緑性ツツジ遺伝資源の根系からみた評価を目的に,異なる土壌水分条件の圃場における各系統の根系分布と根長を定量的に測定した.強健な造園用品種の‘大紫’および‘白琉球’の根長密度は特に高く,深層部まで根系が発達していた.大半の系統で標準区に比べ湿潤区で根長密度が低かったが,川岸に自生するサツキ‘大盃’では湿潤区で根長密度が高く,特に0~5 cm層に根系が集中していた.以上のように系統間でみられた根系分布や土壌水分環境への適応の違いは各ツツジの多様な自生地土壌環境への適応性に由来するものと考えられる.(著者抄録)

シソーラス用語： *発根 ,  密度 ,  根系 ,  *ツツジ属 ,  土壌含水量 ,  サツキ ,  *根系発達 ,  根長密度
準シソーラス用語： Rhododendron ,  大紫 ,  大盃 ,  土壌水分量 ,  白琉球

分類 (2件)： 発生,成長,分化  (EH02030U) ,  花き・花木  (FC03044O)

引用文献 (13件)：

• 赤司喜次郎.1919.久留米躑躅誌(第四版).p. 1-14.赤司広楽園.久留米.
• De Riec, J., V. Scariot, T. Eeckhaut, E. De Keyser, N. Kobayashi and T. Handa. 2008. The potential of molecular analysis and interspecific hybridization for azalea phylogenetic research. p. 251-302. In: A. K. Sharma and A. Sharma (eds.). Plant Genome, Volume 1, Part E. Science Publishers, Enfield.
• Galle, F. C. 1987. Azaleas. p. 19-471. Timber Press, Portland.
• 伊延敏行.1971.ムラサキリュウキュウツツジの自生に関する一考察.植物研究雑誌.46: 311-315.
• 苅住 曻.1979.樹木根系図説.p. 982-995.誠文堂新光社.東京.

タイトルに関連する用語 (5件)： ツツジ ,  根系 ,  定植 ,  苗 ,  根系発達