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J-GLOBAL ID：201002244502372660   整理番号：10A0905355

認識とシナプス可塑性に対するエストロゲンを介する効果:エストロゲン受容体ノックアウトモデルが告げるものは何か

Estrogen-mediated effects on cognition and synaptic plasticity: What do estrogen receptor knockout models tell us?

著者 (2件)： KIM Hyun Jin (Dep. of Neurosciences, Case Western Reserve Univ., 2109 Adelbert Road, E729, Cleveland, OH 44106, USA) ,  CASADESUS Gemma (Dep. of Neurosciences, Case Western Reserve Univ., 2109 Adelbert Road, E729, Cleveland, OH 44106, USA)
資料名： Biochimica et Biophysica Acta  (Biochimica et Biophysica Acta)
巻： 1800  号： 10  ページ： 1090-1093  発行年： 2010年10月 
JST資料番号： B0207A  ISSN： 0005-2728  CODEN： BBBMBS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 有り余る証拠が脳でのエストロゲンの有益な役割を支持している。しかし,これらの効果が二種の主要な型のエストロゲン受容体(ERαとERβ)を介して起こっていると仮定されている一方,これら受容体が認識と可塑性に対するエストロゲンの効果を仲介する機構は不明のままである。エストロゲン受容体は脳の多くの認識感応性領域で不均一に発現し,二量化およびヘテロ二量化能を有し,ニューロンとグリアの両方に局在している。加えて,それら受容体を介するエストロゲンの多くの既知作用は遺伝子転写の古典的ゲノム調節機構を介しているが,エストロゲンの急速な非ゲノム作用も関連性が受け入れられてきている。これらの複雑な事象がエストロゲン効果への挑戦の機構的理解をもたらしている。トランスジェニックエストロゲン受容体ノックアウトマウスモデルの開発は,認識とシナプス可塑性に対するエストロゲンの効果の仲介におけるこれら受容体の役割に必要とされた見識のいくらかを提供した。脳でのエストロゲン受容体の概観とトランスジェニックノックアウトモデルから得られた認識とシナプス可塑性に関する知識の最新情報をこの総説で提供した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *認識 ,  *神経生理 ,  *エストロゲン ,  *エストロゲン受容体 ,  *ノックアウトマウス ,  遺伝子発現 ,  二量化 ,  二量体 ,  ニューロン ,  グリア細胞 ,  生体内分布 ,  転写【遺伝】 ,  実験動物 ,  脳 ,  *神経可塑性
準シソーラス用語： エストロゲン受容体α ,  エストロゲン受容体β ,  *シナプス可塑性 ,  動物モデル ,  ヘテロ二量体

分類 (4件)： 性ホルモン  (EB08050O) ,  細胞膜の受容体  (EF04030C) ,  遺伝子操作  (EC02050B) ,  中枢神経系  (EJ12030F)

タイトルに関連する用語 (5件)： シナプス可塑性 ,  エストロゲン ,  エストロゲン受容体 ,  ノックアウト ,  モデル