抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高速・高精度の位置決め制御で重要となる機構系の共振モードによる残留振動を抑える問題に対して,周波数整形型終端状態制御を論じた。終端状態制御を長距離移動に適用するために,一定値と零入力を生成する終端状態制御を示した。台形波入力波形をもとにして,入力が一定となる区間と零となる区間を設けた終端制御入力を導出する方法を述べた。この方法により,入力計算に必要となる逆行列のサイズを大幅に縮小でき,使用するメモリ量も低減できると述べた。ガルバノスキャナを模擬した制御対象に対して本手法を適用して,高速位置決め制御で比較的よく用いられる台形入力波形と比較し,本手法が残留振動の低減に有効であることを示した。