文献

J-GLOBAL ID：201002244686407682   整理番号：10A0520013

加工分野における初歩のプロセス解析 -(2)ロール成形における流動解析-

著者 (4件)： 三谷修造 (旭化成エンジニアリング) ,  阿部誠之 (旭化成エンジニアリング) ,  後藤義光 (旭化成エンジニアリング) ,  綾部守久 (旭化成エンジニアリング)
資料名： コンバーテック  (Convertech)
巻： 38  号： 5  ページ： 75-82  発行年： 2010年05月15日 
JST資料番号： Y0873A  ISSN： 0911-2316  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 加工分野における初歩プロセス解析として,ロール成形およびその解析モデルの構築を解説した。ロール成形によるシート成形およびフィルム成膜,それにロール成形法としてカレンダー加工およびロールミル(3本ロールミル)を概説し,ロール成形の解析モデルの導出を解説した。5つの前提条件に基づいて,平行平板内の圧力流れを表す公式から導出した。圧力勾配を表す基礎式から,ロールギャップにおける圧力分布,速度分布およびせん断応力分布が求められる。ロール成形の解析事例を示し,ロールギャップおよびロール半径の違いによる圧力分布の変化を示した。非ニュートン流の取り扱いは指数則流体として処理した研究報告があるが,未だ未解決であることを指摘した。バンク成形可能領域(ノータッチおよびバンクマークが発生しない領域)はロールギャップが847~1000μmであることを示した。本稿の解析モデルは単純化流動モデルであるが,それだけに現場に即した解析に活用されることを推奨した。

シソーラス用語： *ロールフォーミング ,  *流動解析 ,  プロセス解析 ,  プラスチックシート ,  プラスチックフィルム ,  カレンダ加工 ,  平板 ,  圧力勾配 ,  圧力分布 ,  速度分布 ,  剪断応力 ,  Newton流体 ,  定常流 ,  等温過程 ,  *解析モデル
準シソーラス用語： *ロール成形 ,  平行平板

分類 (1件)： その他の成形  (YH04090Q)

引用文献 (3件)：

• 津田武明: 基礎講座コーティングと数値解析其の四流体力学の応用知識 (-), コンバーテック. 38(3), p28-33(2010)
• J. M. McKelvey, Polymer Processing, Wiley, New York (1962)
• J. T. Bergen and G. W. Scott, Jr.,“Pressure Distribution in the Calendering of Plastic Materials”, J. Appl. Mech., 18, 101-106(1951)

タイトルに関連する用語 (3件)： プロセス解析 ,  ロール成形 ,  流動解析