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J-GLOBAL ID：201002244736399783   整理番号：10A0582793

3つの機能タンパク質の構造および活性に対するナノサイズ二酸化ケイ素の効果

Effects of nano-sized silicon dioxide on the structures and activities of three functional proteins

著者 (3件)： XU Zhen (State Key Lab. of Pollution Control and Resource Reuse, Coll. of Environmental Sci. and Engineering, Tongji Univ. ...) ,  WANG Shi-long (School of Life Sci. and Technol., Tongji Univ., Shanghai 200092, CHN) ,  GAO Hong-wen (State Key Lab. of Pollution Control and Resource Reuse, Coll. of Environmental Sci. and Engineering, Tongji Univ. ...)
資料名： Journal of Hazardous Materials  (Journal of Hazardous Materials)
巻： 180  号： 1-3  ページ： 375-383  発行年： 2010年08月15日 
JST資料番号： B0362A  ISSN： 0304-3894  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ナノマテリアルは工業生産や日常生活において広く用いられている。しかしながら,人体曝露による健康上のリスクがある。ナノマテリアルを代表するものとしてナノSiO₂を取り上げ,シトクロムc(cyt C),デオキシリボヌクレアーゼ(DNaseII),ヘモグロビン(Hb)との相互作用という観点でその潜在的効果を明らかにする。Langmuir吸着等温式による相互作用については,ナノSiO₂粒子がpH7.4のときのcyt C,DNaseII,Hbの飽和結合はそれぞれ42±5,24±2,1.1±0.1μmol/gで,付随する安定度定数は6.15×105,1.79×106そして2.6×107M^-1であった。結合定数に基づきζ-ポテンシャル蛍光と円偏光二色性(CD)の測定と電子顕微鏡検査法(SEM)による解析を行ったところ,3つの機能タンパク質がナノSiO₂粒子を乗り越えて引きつけることで水素結合が起こりコロイド状に集積することを明らかにした。相互作用により,プロテインと二次構造を変化させ,そして静的活動と動的活動を抑制する。ナノサイズの二酸化ケイ素粒子,例えば薬物担体などに曝露することは機能タンパク質を不活性化し人体の健康に好ましくない影響を及ぼすことが推測される。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： ナノ構造 ,  材料 ,  *ナノ粒子 ,  二酸化ケイ素 ,  健康被害 ,  チトクロームc ,  DNアーゼ ,  ヘモグロビン ,  *タンパク質 ,  *相互作用 ,  二次構造 ,  活性 ,  ナノ材料
準シソーラス用語： *機能性蛋白質

分類 (2件)： 人間に対する影響  (EE05050C) ,  粒状物調査測定  (SB03060E)

タイトルに関連する用語 (4件)： タンパク質 ,  活性 ,  ナノサイズ ,  酸化ケイ素