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J-GLOBAL ID：201002244752574854   整理番号：10A0483378

関口病斑遺伝子はイネにおいてトリプタミンのセロトニンへの変換を触媒するチトクロームP450モノオキシゲナーゼをコードする

Sekiguchi Lesion Gene Encodes a Cytochrome P450 Monooxygenase That Catalyzes Conversion of Tryptamine to Serotonin in Rice

著者 (8件)： FUJIWARA Tadashi (Nara Inst. Sci. and Technol., Ikoma) ,  MAISONNEUVE Sylvie (Nara Inst. Sci. and Technol., Ikoma) ,  ISSHIKI Masayuki (Nara Inst. Sci. and Technol., Ikoma) ,  MIZUTANI Masaharu (Kobe Univ., Kobe, JPN) ,  CHEN Letian (Nara Inst. Sci. and Technol., Ikoma) ,  WONG Hann Ling (Nara Inst. Sci. and Technol., Ikoma) ,  KAWASAKI Tsutomu (Nara Inst. Sci. and Technol., Ikoma) ,  SHIMAMOTO Ko (Nara Inst. Sci. and Technol., Ikoma)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 15  ページ： 11308-11313  発行年： 2010年04月09日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 植物ではセロトニン生合成経路およびその機能は明らかになっていない。イネの関口病斑(sl)変異体はセロトニン生合成の候補基質であるトリプタミンを蓄積する。本研究ではSL遺伝子を分離し,それがチトクロムP450モノオキシゲナーゼファミリのCYP71P1をコードすることを見いだした。組換えSL蛋白質はトリプタミン5-ヒドロキシラーゼ活性を示し,トリプタミンのセロトニンへの変換を触媒した。SLの発現はN-アセチル企図オリゴサッカリド誘因物質,およびコメ胴枯れ病病原体であるMagnaporthe griseaの感染で誘導された。外因性のセロトニンはコメ懸濁培養において,防御遺伝子発現および細胞死を誘導し,植物では胴枯病耐性を増加させた。このセロトニンの作用はRacGTPアーゼ経路およびヘテロG蛋白質のGαサブユニットにより媒介されていた。

シソーラス用語： イネ ,  代謝経路 ,  細胞死 ,  耐病性 ,  *モノオキシゲナーゼ ,  自然免疫 ,  免疫反応 ,  細胞情報伝達 ,  *生体防御 ,  GTPアーゼ ,  Rhoタンパク質 ,  *構造遺伝子 ,  *胴枯病 ,  窒素複素環化合物 ,  フェノール類 ,  芳香族縮合化合物 ,  第一アミン
準シソーラス用語： *CYP71P1 ,  Rac GTPアーゼ ,  *SL遺伝子 ,  *チトクロームP450モノオキシゲナーゼ ,  生合成経路

分類 (2件)： 遺伝子の構造と化学  (EC02020U) ,  植物生理学一般  (EH02010Y)

物質索引 (2件)： セロトニン ,  トリプタミン

タイトルに関連する用語 (7件)： 病斑 ,  遺伝子 ,  イネ ,  トリプタミン ,  セロトニン ,  触媒 ,  チトクロームP450モノオキシゲナーゼ